男の女の不幸話

出会い系サイトの悪質なサクラに1日で20万

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出会い系

オレはサクラなんかに引っかからない、そう思っていた

 

かれこれ15年くらい前、出会い系サイト全盛期の頃だ。今みたいにSNSなんかないから、コミュニケーションツールといえばメールしかなかった。そして、オレのようにナンパなんてする度胸のないヘタレにとって、女と知り合えるかもしれない唯一の手段が出会い系サイトだったんだ。

今も出会い系サイトってあるんかな?
知らないやつのために書いとくと、男と女がそれぞれプロフィールを掲載してあり、気に入った人にメールして連絡先を交換したり待ち合わせて出会ったりするサイトな。
完全無料のサイトもあるけど、だいたいが有料で、プロフィール見たりメールを送る・見るのに金がかかる。それも、男だけw

もちろん最初は無料のサイトでやってたけど、まあ会えない! というか、メールしても無視されて返信なんて来やしない。そりゃそうだよな、メール送信がタダなら、女のところには毎日何百通ってメールが届くだろうし。

次に試したのが、有料だけど登録時に3000円分のメールポイントがもらえるところ。うろ覚えだけど、プロフィールの閲覧に100円、メール送信に300円、メール閲覧に800円くらいだったかな。メール1通になるべく情報を詰め込んで、やり取りを2往復に収めればタダで出会えるわけだ。
驚いたのは、登録しただけでいきなり8通くらいのメールがきたこと。でもどれも「お金あげるから会って」や「主人が単身赴任で寂しいの」みたいな、あからさまなサクラ臭のするのばっかwww
こんなのに引っかかるオレじゃないから華麗にスルーして、慎重に人選した。その結果、趣味が動物園巡りという普通っぽいフリーターの女をターゲットに決めた。オレはサクラを見抜く嗅覚があるっぽい、そんなことを思っていた。

 

件名作戦失敗。そして初めての課金

最初のメールになるべく情報を詰め込むべく、長文メールを作成。自分のプロフィールはもちろんだが、無料でメールしたいので先に連絡先を教えてほしいこと、待ち合わせ場所と時間を指定して来れるかどうか答えてほしいことなどを強調した。

ほどなくして返信が来た。記念すべき最初の返信! 「メールありがとうございます!」みたいな普通の件名に、オレはますます彼女がサクラでないことを確信し、ポイントを消費してメールを開いた。
そこには、メアドはまだ教えられないこと、でも気が合いそうだから合ったら必ず教えてくれること、待ち合わせ場所に今から行けるのでくわしく教えてほしいことなどが書いてあった。

オレは返信で、フリーメールのアドレスを求め、一応より詳細な場所の説明と、返信内容を件名に入れてほしいと頼んだ。件名見るだけなら金かからんのよ。

すると返信で「フリーメールってヤフーとかのサイトで作れるメールのアドレスですよね? 聞いたこと」くらいで文字数制限に引っ掛かって切れていた。当然、その続きを次のメールの件名に入れて送ってくると思って待っていたが、まったく返信がこない。

30分後に「もう別の人に決まっちゃいました?」という件名のメールが。プロフィール閲覧で300ポイントくらい使ってたから、もうオレに送信するポイントは残っていない。なんとか彼女が察してフリーメアドを件名に書いて送ってくれるのを待った。しかし次のメールでは「すいません、私がうまくできないから。お会いしたかったな…」と。
しょうがないから課金したさ! そして1回課金しちゃうと、課金のハードルは恐ろしく低くなる。

「ヤフーでメールアドレス作って件名に入れて。あなたとしかメールしてないから、絶対に会おう」みたいなメールを送信。返信が「さっきのメール見てくれてませんか? ヤフーのメールアドレスの作り方って」と、肝心なトコが切れてる! 「メール開くとお金かかるから、件名に入れて。ヤフーメール教えてくれたらもっと簡単にやり取りできるからお願い」「件名に頑張って入れたんですけど…。私ケータイの文字入力があまり得意じゃ」とか、いつまでも本題に入れずヤキモキ。
フリーメールの作り方教えたら、住所入力するの怖いと言ってくる。適当な住所で平気と言ったら、虚偽罪とかでつかまったりしませんか? と聞いてくる。埒が明かないからとりあえず待ち合わせ場所に向かってもらった。

 

あり得ないすれ違いを繰り返すオレとフリーター女

待ち合わせ場所は、その駅の定番待ち合わせスポット。渋谷で言ったらハチ公くらいの場所だ。
しかし、いつまで待っても彼女は現れない。こちらからはメールせずにひたすら彼女のメールを待つ。
「場所がよくわからない」「詳しい住所を番地まで送り、わからなかったら駅の人に聞いて」「駅の人忙しそうで話しかけられそうな雰囲気じゃない、駅の周辺マップってどの辺にありますか?」「じゃあ今いる場所教えて、そこに行くから」「会社っぽいビルと喫茶店があります」「どこまで行ったの? 会社と喫茶店の名前は?」「会社は各階にいろいろ入っているみたいでどれが名前なのかな…」

こんなやりとりがずっと続く。それでもなんとか割り出して喫茶店の近くに行くが、それらしき人影はない。
移動してしまったのかと聞くと、ずっとそこにいると言う。念のためにお互いの服装を確認するが、そもそも女がいない。婆さんすらいない。

少し強めに見つけられないと伝えると、女はこう言いやがった。「もしかして、騙してます? 本当にここにいるんですか?」だと。
こっちのセリフだっつーの!
最後の800円を払って開いたメールが、こんなふざけたメールだったんだぞ? 最後の最後に罵倒メールを送りたかったが、すでに20万も使っていたから踏みとどまった。2日は怒りで眠れなかった。

その月の生活費が吹っ飛んだオレが消費者金融に駆け込むことになったのは無理もない。

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