職場で起こった不幸

よく躾をされた家畜は、自分を社畜だと思っていない

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
家畜

初就職先がブラック企業

自分の中で比較対照がない。友達でもいればお互いの仕事の話で異常に気づくだろうが、ぼっちだったりする。
すると、ブラックのサイクルが当たり前になる。

パワハラというか、やたら怒鳴っている上司を見てもなんとも思わない。
普通に言えばいいのに、どうして必要以上に大声なんだろう。血圧は大丈夫だろうか、なんて考えていると、笑うべきときでないのに口元がニヤけてしまい、さらにキレられることも。

残業が当たり前で、定時に上がると早退みたいな感じになる。
むしろ、0時が定時くらいの感覚になる。もちろん、家に帰ったらフロに入るくらいの時間しかない。平日は寝に帰るだけ。
土曜は出勤せざるを得ない場合がほとんどで、日曜日は疲れすぎて何もできずに終わる。
何のために生きているのかわからない。

そうなるのはもちろん、仕事の量が多いから。終わったらすぐに次の仕事が降ってくる。それを1か月繰り返すと、こなした量が1か月に可能な仕事量とみなされる。頑張れば頑張っただけ仕事が増える。
初就職じゃなけりゃ、あえて仕事をセーブするってこともできるんだが……。

あとは洗脳教育がヤバい。特に入社直後に研修合宿みたいなのがあると、いとも簡単に社畜に生まれ変われる。朝4時に叩き起こされて10キロ走らされ、社訓暗唱に経営理念の学習、よくわからんお互いを褒めたたえるレクリエーションで妙なテンションになったやつが号泣し、1時に就寝。
こんなのを3日もやってみろ、イチコロだぞ。

あとは上司の残業自慢と寝てない自慢で、新人はそれ以上に頑張らないとと思わされるサイクル。

 

社畜が本当に解放されるのは、普通の職場に出会えたとき

実際ここまでなっても、俺は自分から仕事を辞めるという選択肢が最後まで頭に浮かばなかった。
それでもウワサに聞くような月の勤務時間600時間とか、残業100時間がデフォまでは行かなかったから、5年持ったんだ。
まったく記憶がないんだが、俺の言動が支離滅裂になったのに親が気づき、退職処理をして実家に引き取ったんだとか。俺からしてみれば、あるときふと気付くと朝っぱらから実家で茶碗片手に飯を食っていて、状況が飲み込めなかった。

両親はしばらく休めと言ったが、俺は仕事に就いていないのが社会から隔絶されたような気がして不安だったので、すぐに別の会社に就職した。
給料は下がったが、そこは普通の会社だった。

たまにミーティングはあるが、研修合宿はない。定時後にほかに仕事がないか聞きに行くと「終わったなら帰りなよ」と言われる。土曜出勤には上司の許可が必要で、残務処理程度では許可が下りない。つまり、家に帰ってから4時間も自由時間があり、土日はフルに使えることになったわけだ。

今、俺は戸惑いつつも、現状を受け入れつつある。そして、前職の異様さがようやく理解できるようになってきた。不思議と、会社のためにスキルアップしたいという気持ちが芽生え、週2回英会話を習うことにした。
人間らしい暮らし、バンザイ!

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

コメントを残す

*